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2009年3月10日 (火)

男性の脳卒中リスクは40代半ばに急上昇

男性の脳卒中発症オッズ(odds)は40代半ばで急上昇し、この早期の脳卒中に関連するリスクファクター(危険因子)は高齢者で見られるものと同じであることが、新しい研究によって明らかにされた。また、明確な症状はないが、後遺症の原因ともなる “無症候性脳卒中(silent stroke)”も若年層の男性に多くみられるという。

フィンランド、ヘルシンキ大学中央病院のJukka Putaala博士らは、1994~2007年に血管閉塞による虚血性脳卒中で入院した15~49歳の患者1,000人以上を研究対象とした。研究の結果、予想通り脳卒中の発症率は加齢とともに劇的に上昇。女性では30歳未満のほうが高かったが、男性では44歳あたりから上昇していた。脳卒中患者の60%に高コレステロール、44%に喫煙習慣、39%に高血圧が認められた。

Putaala氏は「これらの危険因子の多くは修正可能であるため、積極的な一次予防の戦略を立てる必要がある。介入の最適な標的となるのは特に男性では35~44歳のグループであろう。また、このような“サブクリニカル(特別な検査をすれば判明するが疾患自体は徴候や症状を示さない)”な脳卒中は、高齢での認知機能低下と同様、後年の脳卒中リスクの上昇に関連するため、若年男性における現象(phenomenon)を十分に調査する必要がある」と述べている。

米テキサスA&M健康科学センター医学部(College Station)助教授のMichael Palm博士は「危険因子となるのは、コレステロールや喫煙、高血圧、糖尿病など高齢者で考慮されるものがほとんどであり、したがって、これらの要因に対する若年時からの取り組みが必要である」としている。

米レノックスヒルLenox Hill病院(ニューヨーク)のRoger Bonomo博士は「一般的に、若年者の脳卒中は高齢者の場合と原因が異なると理解されているが、今回の研究で、40代の男性の危険因子が高齢者と同様であることが明らかにされた」とする一方で、研究がフィンランドの特定集団で行われたものであり、他の集団では異なる可能性があることを指摘している。研究結果は、米医学誌「Stroke(脳卒中)」オンライン版に2月26日掲載された。

[2009年2月26日/HealthDayNews]
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